【名瀬のいい店は予約しろ!】奄美大島旅行記(5)

2019/05/23

あわただしく加計呂麻島を離れ、翌日は大都会・名瀬へ。加計呂麻島と比べると店や物資の豊富さに圧倒されます。初日に名瀬に泊まった時は平日だったので何とか店に入れましたが、週末の名瀬は戦場でした。「せっかく奄美大島に行くんだから、おいしいもの食べたい!」という方、悪いことは言いません、

名瀬の有名店は事前に予約しといた方がいいよ!

加計呂麻島の宿を発ち、昼前に古仁屋の港へ。海の駅で早めの昼ごはんを食べ、再びくろうさぎレンタカーで乗り捨ての車を借りて出発です。

海の駅の海鮮丼
海の駅の海鮮丼。マグロ中トロのほか地魚が盛り盛りでした

明るくて天気がいいせいか、加計呂麻の細い道で慣れたせいか、アップダウンの多い道も快適にドライブ。途中で住用のマングローブパークに寄り、展望台に登って景色を眺めてきました。

展望台から見たマングローブ林
展望台までは100段以上の階段をのぼります。カヌーの方がよかったかも

名瀬に着き、宿に荷物を置いて散策スタート。前に来た時は閉まっていた教会が開いていて、ケネディ大統領の葬儀に使われたという祭壇も拝むことができました。内部も豪華だなぁ。

名瀬の教会の祭壇
中央がケネディ大統領の葬儀で使われたという祭壇。大理石に彫刻が施された豪華なものです

川岸にあった「永田橋市場」「末広市場」。遠目からは廃墟かな?とか思ってしまってごめんなさい、めちゃくちゃいい感じの集合店舗でした。ラジオ局なんかもあって、名瀬の文化発信地っぽい。

永田橋市場の外観
こんな外観ですが、中は居酒屋やおみやげ店、占いのお店なんかもありました
島ラジオの放送局
島のFMラジオ局。こちらは隣の末広市場にありました

ひとしきり歩いて小腹が減ったところで、店構えから自信を窺わせる郷土料理店「鳥しん」に入ります。唐揚げは甘酢ダレをかけたタイプ、鶏飯は前に食べた「よろこび庵」よりあっさりめの味。呑んだ後ならこれくらいの方がいいかもなー。

唐揚げの甘酢ダレがけ
甘酢ダレをかけた鶏唐揚げ。かなりハードな揚がり具合です
鶏飯の具
鶏飯の具、ちょっと少なくない?

軽く呑み食いして店を出て、さあ二軒目にいこうと思ってからが長かった。前に来た時は平日でしたが、この日は土曜日。どの店も満員です。前から気になっていた「むちゃかな」も、奄美中に刺身小売店舗のある「脇田丸」も、予約で一杯でした…。

ふらふら歩いていると、店内ガラガラの店が目に留まりました。土曜日のこの時間にガラガラってヤバくない?と思いつつ、半ば諦めて入店すると…カウンター4席以外、全て「予約席」の札が立っていました。

その4席も瞬く間に埋まり、予約客が来ると店は一気に盛況に。普通に人気店じゃないですか。料理はイタリアン寄りの創作メニューで奄美感はあまりないのですが、魚介のカルパッチョが激旨でした。さすがにサーモンは違うでしょうが、多分地魚も入ってるんじゃないかと。

魚介のカルパッチョ
魚介のカルパッチョ。確か700円くらいだった記憶が…お値段以上にもほどがある

イタリアンアレンジされた油ソーメンも最高でした。奄美で普通に食べられている油ソーメンは汁気がほとんどないんですが、こちらのはほぼスープパスタ。野菜の旨味が濃厚でオリーブ油の香りも良く、ガツガツ食べてしまいました。

イタリアン油ソーメン
だいぶアレンジされた油ソーメン。オリーブ油の香りがします

帰りにローカルコンビニでお土産を物色し、宿に戻ってからチビチビ呑んで就寝。明日は天使が奄美を発ちます。慌ただしい日程であまり楽しめなかったのが心残り。次に来る時は絶対に、いいお店を予約します。