【古仁屋にはバスで行け!】奄美大島旅行記(2)

2019/05/10

初日は名瀬に泊まり、奄美大島旅行2日目はレンタカーを借りて南の港町・古仁屋に向かいました。翌朝には古仁屋からフェリーで加計呂麻に渡るスケジュールです。しかし、身をもってご忠告いたしますが、

普段から運転に慣れている人でなければ、
名瀬から古仁屋まではバスで行った方がいいよ!

まずは朝の話から始めましょうか。早起きして名瀬市街を散策してきました。カトリック名瀬聖心教会は潤沢な寄進額を感じる壮麗な建物。中は見られませんでしたが、暗殺されたケネディ大統領の葬儀で使われた祭壇が置かれているそうです。

カトリック名瀬聖心教会
名瀬カトリック聖心教会。左隣は奄美市役所です。

次に向かったのはおがみ山公園。公園というよりちょっとした山です。急な坂道に濡れた落ち葉が広がって転倒しそう。階段もなかなか急でした。天皇夫妻が訪問したと書かれていましたが、よく登れたな。

おがみ山公園
ロードレースなら落車が続発してるレベルのヘアピンカーブ
おがみ山公園
階段も割と容赦ない勾配。白いゲートはなかなか綺麗

登りがきついだけあって、上からの眺めはなかなかでした。朝日に輝く名瀬市街と、周りを取り囲む緑…緑の圧がだいぶ強い。

おがみ山公園からみた名瀬市街
左手の広大な空き地が気になります。何かできるんでしょうか

今度は千円札をちゃんと用意してバスに乗り、再び奄美空港へ。コインロッカーに荷物を預け、近くの海岸を散歩します。宇宿漁港は広くてトイレもあり、観光地として整備されているようです。海が青すぎる。

宇宿漁港
宇宿より手前だったような気もする

続いて奄美で一番美しいと言われる土盛海岸。確かに素晴らしい景色です。でも離岸流が激しいから海水浴には注意らしいですよ。

土盛海岸
何も言えねえ。

さらにぐるりと海を見渡せるあやまる岬。実はこの時、もっと上の展望台に登れるのを知りませんでした…いや、ここからの景色も良かったけどね…

あやまる岬
何も言えねえ。

そしてたどり着いた笠利教会。こちらも壮麗な建物ですが、経年と潮風で多少の劣化が見られます。正面に「アルファ×オメガ」って大きく書かれていて、一瞬ビクッとなりました(どう考えても意味が違う)。

笠利教会
オメガバースはキリスト教的にアリなんでしょうか

さらっと書きましたが、空港からここまでで8km以上歩いてます。昨日は6.7kmでボロボロだったのに、荷物がないだけで結構歩けるもんです。しかし、さすがに疲れたので帰りはバス。15:45には空港に戻ります。一日遅れで奄美に着いた天使を出迎え、二人でくろうさぎレンタカーに。古仁屋まで乗り捨て3240円という、破格のレンタカー屋さんです。

私はゴリゴリのペーパードライバーなので、運転は天使にお任せ。しかし天使も年数回しか運転しない準ペーパードライバー。奄美までの移動で疲れたところに、さらに運転はキツかったようです。

まずは奄美名物を食べようと、観光客に人気の「ひさ倉」へ。席も多いし営業時間も長いし楽勝だろ、と思ったら、まさかの「材料切れ閉店」。空腹のまま南下を続けますが、ちょうど帰宅時間に当たったせいか名瀬市街の道路が大渋滞。やっと抜けた頃には、すでに周りが薄暗くなっておりました。

ひさ倉
誰でもウェルカムみたいな店がまえなのに夕飯時前に品切れって

ここから先が本当につらかった。名瀬以南の道路はカーブとアップダウンが激しく、さらに長いトンネルも多いのです。どんどん暗くなる山道、長い長いトンネル、やたらスピードを出してくる対向車…普段運転しない人にとって、そのストレスは計り知れません。いや私は助手席にいただけですが。

ちなみに古仁屋までは名瀬からバスが出ており、1日券を使えば1人2160円で乗れます。二人以上だと若干の割高ですが、いや安全には替えられませんよ。悪いこと言わないからバスに乗りましょう。

出発前は「時間があったら展望台で夕陽を見よう」なんて言ってたのに、そんな気力は全くなく、あと曇ってたので夕陽もクソもねえ感じで、やっと古仁屋の街に着きました。名瀬ほどではありませんが、商店や飲食店も多く便利な街です。

ほっとしたのも束の間、新たなトラブルが次々と襲いかかります。私はともかく、これを奄美初日で体験した天使マジおつかれさま…詳しくは次の記事で。